虫歯になりました

堺市北区新金岡 永山歯科医院 院長の永山です

ブログを書かねば!っと一念発起し、年末年始も日本語と格闘していたのですが力尽き、気づけばもう3月になってしまいました・・・

幸いその間にもいろいろ書く題材は増えているので、まずは身を切って?自分の話題から発表しようと思います。

 

先日の診療後にキャラメルを食べていたところ、奥歯の詰め物が外れてしまいました。。。

大学勤務時代にも同様のことが起こって、同僚の先生に再装着してもらった経験があったので、今回もすぐにつけてもらって終わりだろうと思って診てもらうと・・・

「虫歯になっている」とのこと!

そもそも最初は学生時代の相互実習で発見された虫歯で、前回取れたときも虫歯はなかったので、自分の歯は丈夫と思い込んで安心していましたが、全くそんなことはありませんでした。。。

外れるのが二度目ということで、詰め物が傷んで変形して隙間ができていたのか、あるいはセメントが溶けていたのかのどちらかで、おそらく虫歯菌が詰め物の中に侵入していき、痛みなどの自覚症状が全くないまま虫歯が進行していたようです!

幸い神経を抜くほど大きくはなかったので、今となっては早めに取れてくれてよかったと思っているのですが、久しぶりの歯の治療でいろいろ感じることが多かったので、自戒の意味も込めてその経験を書きます。

 

① 怖さはなかったが痛かった

先生曰く、「恐怖心があると麻酔が効きにくい」とのこと。

普段の治療ではできるだけ麻酔を効かせるように気をつけているし、患者さんにも大丈夫ですか?と訊ねながら治療をしており、あまり痛いと言われることはないのですが、今回の自分はたまに痛みを感じることがありました。

自分ではそうではないつもりでしたが、やはり心の奥底では怖がっていたんでしょうか?

患者さんも言われないだけで、実は同じ気持ちなんじゃないかと心配になってきました。

僕の場合は、骨の厚みや麻酔が効くのを待つ時間、疲れ具合なども関係してたと考えているのですが、患者さんの気持ちにできるだけ配慮することの大切さを改めて教わった気がしました!

② 意外とひびく

虫歯を取る道具には、ダイヤモンドバー(よく削れる)とラウンドバー(ゆっくり丁寧に削る)とエキスカ(手でかき取る器具)があるのですが、ラウンドバーを使ったときに響く感じをとても強く感じました。

当院では小さい子供たちでも慣れてくると普通に麻酔をして治療を受けていますが、改めてみんな偉いなーと感心しました。

やはり、普段から通院して先生に慣れているというのが安心につながり、緊張の緩和に役立っているのではないかと思いました。

③ 歯石取りでも出血

お恥ずかしいことですが、麻酔の効き待ちの間にやってもらったクリーニング(歯石取り)で、歯茎から出血がやや多めでした。

歯みがきはそれなりにやっているし、新たな虫歯ができているわけでもないのですが、やはり、自己管理には限界があることを思い知りました。

医者の不養生と昔から言われますが、お医者さんに限らず働いていたり家事や子育てに追われている方のご自身に使える時間には限界があり、それが5年、10年、20年先にいわゆる生活習慣病として体のあちこちに問題が出てくるのではないか?と、最近多くの患者さんを診察していて思うようになりました(自分の経験も含む)。

患者さんに定期検診の大切さをいかに伝えるかについて悪戦苦闘する毎日ですが、今回の体験を通じて、やはり痛くなくても、困ってなくても、定期的に診てもらっておく(虫歯と歯周病を予防する、早期発見・早期治療)大切さを改めて実感しました。

今後は患者さんにもできるだけわかりやすく、実感が湧くように伝えていければと思います。

④ 高い?(値段ではないですよ!)

今回は白いプラスチックで詰めてもらいましたが(おかげで歯はきれいになった!)、2日くらいはずっと高さに違和感がありました。

おそらく本当に高かったのではなく、自分が慣れていなかっただけだと思っているのですが、口の中の変化の感覚への影響がこれほどまでに大きいのかと感じて驚きました。

今後はその辺りにもできるだけより細心の注意を払って診察していこうと思いました。

 

以上、拙い文章ですが、ひさしぶりに歯の治療を受けてみて感じたことを思うままに書いた体験談でした。

皆さまにとって何かのお役に立てれば幸いです!