堺市北区新金岡 永山歯科医院 院長の永山です
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
昨年末も大掃除をして1年が無事終了していきました。
その中で気づいたことがあったので、今回はそのことについて書きます。
受付の待合にある長椅子です。
開院して3年半が経ったので、おそらく汚れが蓄積しているのでしょう。
写真ではわかりにくいですが、よく見るとやや黒ずんでいるように思いました。
そこで、ワックスとスポンジでゴシゴシ磨いて汚れを落としてみました。
いつもとは種類の違う肉体労働だったのでかなり大変でしたが、おかげで「こんなに汚れていたんだなぁ・・・」と思うぐらいきれいになりました。
さすがに多少の傷みやどうしてもとれない汚れは残りましたが、「これくらいならまだしばらくは使えるかな、どこまで持たせれるか見てみよう」と思えるようになりました。
最近は電化製品でも、以前は普通だった日本製が少なくなってきているせいでしょうか、それほど使っていないのにどこかに不具合が起きて修理や買い換えになることが多いような気がします。
また衣料品でも、ファストファッションが広まって、それなりの品質のものが安価で手に入る時代になっています。
(先程の長椅子も普通のものですし、僕も私服では〇ニクロを愛用しているので、あまり偉そうなことは言えませんが・・・)
でも、個人的にはどんなものであっても長く大事に使いたいと思うタチなので、どちらかというと “安かろう悪かろう” のモノを使い回すのは避けたいですし、また結果的に早くダメになってしまうから “安かろう悪かろう” と評価されてしまうのではないか、とも思います。
時代の流れなので仕方がない部分もありますが、MOTTAINAI(2004年に環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさんが提唱した日本語)の精神を大切に持って、様々なことに取り組んでいきたいと思いました!
そんなことを考えながら大掃除をしていたのですが、ちょうどMOTTAINAIの精神を実践?していた例があったので、ご紹介させて頂きます。
このブログでもたびたび登場している観葉植物です。
まずひとつめは、受付の奥にある幸福の木(ドラセナ)です。
開院当初は観葉植物の育て方がよくわかっていなかったので、3本ともすぐに枯れていきました。
患者さんに水やりや手入れの仕方を教わって毎日一生懸命世話をしましたが、残念ながら3本のうち2本は枯れてしまいました。
現在は何とか復活した1本と、何故か土から生えてきたもう1本?(あるいは枯れた2本の根が生き残っていた?)が元気に育っていて、何とかまだ育てることができています。
そしてもうひとつは、入り口の左側にあるサンスベリアです。
先程書いた長椅子の写真にある木ですが、実は一度転倒して植え替えています。
いずれも開院時に頂いたもので思い入れがあったので、何とかしてもたそうとして近所のお花屋さん(https://www.dot-plusflower.jp/)にお願いしてうまく復活させてもらいました。
ちなみに、枯れかけた幸福の木(ドラセナ)の隣にある木と次の写真のゴムの木はここのお店で買いました。
元々、ライダーで温泉好きで山好きで自然好きなので、あるものも大切に育てながら、少しづつ観葉植物を増やしていくことできればいいなぁ・・・と夢見ています。
このようなMOTTAINAIの精神は、歯を大事に使ったり、健康に気をつけたりすることにも通じるのではないかとも思います。
悪くなっても歯は二度と生えてはきませんし、身体も病気や怪我で悪くなってしまった部分は元には戻りません。
修理をしたり薬を飲みながら折り合いをつけて、うまくつきあっていくしかありません。
(このあたりがダメになったらすぐに新品に買い換えることができるファスト〇〇とは違うところです)
悪くなる前に早めに手を打つ(早期発見・早期治療)、そしてできるだけその状態を長く維持する(メンテナンス)、そしてそもそもそのようにならないように普段から気をつけておく(予防)ことが、全てに通じる幸せへの道ということに気がつきました。
患者さんと良い関係が築けるように、大変ですが今年も頑張っていきます!