定期検診

堺市北区新金岡 永山歯科医院 院長の永山です。

季節の変わり目で朝晩はかなり冷え込むようになってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

早いもので当院ももうすぐ開院して半年が経とうとしています。

徐々に信頼関係ができてきている患者さんも増えてきているのはいいことなのですが、比較的軽い病状の患者さんの場合には治療がすぐに終わってしまい、そのままフェードアウトというパターンがやや多いような気がします。

今までは大学や長年続いている診療所などで診察していたため、定期検診に来られる患者さんといろんなお話をしながらメンテナンスをするのが日常だったのですが、今はまだまだこれからという感じです。

先日も患者さんとお話をしていると、「今までは歯医者さんは悪くなってようやく行っていた」「悪いところがないのに行ってもいいとは思わなかった」「子供を連れて行ったら迷惑かな?とか思って迷っていた」・・・など、患者さんの認識とのギャップがあることがわかりました。

これまでは「あまり押しつけがましくして患者さんが嫌がったらいやだなぁ・・・」と思って遠慮してたのですが、必要なことはこちらから積極的に情報発信をしていかないといけないんだなー、と感じました。

(定期検診については下の方に簡単な例のグラフとその意味あいを解説していますので、よければ読んでみて下さい)

とはいうものの、インターネットでは玉石混交でいろんな情報が氾濫しているため、自分としてもなかなか思っていることを全部は書きにくいのが本当のところです。

なので、これからは頑張って院内で患者さんに情報発信をしていき、本当にお役に立つアドバイスをお伝えしていこうと思いました。

待合室にいろいろ掲示などをしていこうと思うので、また気になることがあったら遠慮なく質問して下さいね!

(まだ来院されていない方はまずは来て頂かないと始まらないので、痛くなくても、困っていなくても、一度気軽な感じで歯石取りにお越し頂ければと思います(笑))

それから、子育てやお仕事でお忙しいお母さん方が多いような気もするので、受け入れ態勢も充実させていこうと考えています。

こちらもひとつずつ進めていくので、また医院の変化を楽しみにしておいて下さいね!

次の半年はもっと皆さまのお役に立てるように頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します m(__)m

 

teikikenshin

これは日本、アメリカ、スウェーデンの80歳の方の残っている歯の本数の平均をグラフにしたものです。

スウェーデンは予防先進国なので、80歳で平均25本!も残っており(親知らずを除くと28本)、ブリッジやインプラントが普及していることも考えると、ほぼ入れ歯の人はいないような状況ではないかと推測されます。

また注目すべきは定期検診の受診率で、全国民の90%が定期的なメンテナンスを受けているというデータになります。

これは保険制度の違いもあるとは思いますが、一番の要因は患者さん(悪い歯があまりないのでもはや患者さんではない?)の意識の高さではないかと思われます。

これに対して、日本では80歳で平均8.8本!(おそらくこのデータは少し旧いものと思われる、8020運動の成果で実際はかなり改善されていると思われるが、いまだ目標達成はされていない)しかなく、受診率も2%!!(これが本当ならあまりに低すぎる・・・)といった状況なので、まだまだ予防歯科を頑張る余地はたくさんある、というか積極的に取り組まないといけないなと思いました。

今まではどちらかというと悪くなった歯をいかに治すか?という技術ばかりに興味があったのですが (もちろんメンテナンスでどれだけ長持ちさせるかという点にもこだわっていましたが)、これからは少し違った視点からも臨床を捉えないといけないなぁ・・・と感じています。

今までの経験と新しい取り組みがうまくミックスされていい結果が出せるように、頑張っていこうと思いました!

 

 

 

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